2017年12月24日日曜日

合同勉強会 in 大都会岡山 2017 Winter

2017年12月23日(土)に岡山で開催された「合同勉強会 in 大都会岡山 2017 Winter」に参加してきました。

合同勉強会 in 大都会岡山」は岡山県近辺のIT勉強会コミュニティによる合同勉強会で2012年から毎年開催されており、私も2013年から参加したりGoogle Cloud PlatformやGoで発表をさせて頂いております。

今年、私はGoに関する主に3つのオープンソースソフトウェア(OSS)のプロジェクトにタイプミスの指摘など小さいながらコントリビュートさせて頂きました。


その際、各プロジェクトでのコントリビュートの流れの違いを知ることができました。

  • [Mackerel] GitHubパターン
  • [Azure] 制約付きGitHubパターン
  • [Go] GitHub以外のパターン

これらの情報を含めてOSSへコントリビュートする敷居を少しでも下げられたらと思い、私のコミット例を紹介しつつ、その流れを「GoでOSSにコントリビュートした話」として発表させて頂きました。


present:https://talks.godoc.org/github.com/qt-luigi/talks/2017/go-oss-contribute.slide#1

発表内容自体は入門的でありよくある内容かもしれませんが、自分のやったことを自分の言葉で伝えること&伝えられることが大事かなぁと。何人かの方には伝わったようなので、ひと安心。


以下、言い訳をばm(__)m

夜の忘年会議を当日の朝にキャンセル:

 一週間前から右腕の肩、肘、手首に痛みがあり、この日も起きた時点で痛みがひき切れていなかったため、泣く泣くキャンセルに...(T_T) 諸々フォローありがとうございます。 > @razonさん

発表時に擬音を入れる予定はなかった:

 発表練習時にはきちんと言葉で説明していたのですが、おっさん?会場の雰囲気?地元?なのか、何故か急に&勝手に擬音が...(^^;) お耳を汚してしまっていましたら、すみません。 > 皆様

つい「ゴーコン」と言ってしまった:

 日本最大のGoイベント「Go Conference」をGo界隈では"GoCon"と略すのですが、一般の方に向けて、つい「ゴーコンに行った時に」と...(^^;) "合コン"ではなく"GoCon"です。 > 皆様

大都会岡山IT勉強会界隈の皆様(仲間)のお姿を見たり&お話ししたり、様々な種類の発表を数多く聞けたりと、今回も楽しまさせて頂きました。主催&スタッフの皆様、県内&県外を含めての発表者&参加者の皆様、感謝ありがとう!q@w@p

2017年11月18日土曜日

DevFest Shikoku 2017

2017年11月18日(土)に徳島で開催された「DevFest Shikoku 2017」に参加してきました。

会場の徳島大学共通講義棟(銀杏並木が綺麗でした!)

DevFestはGoogle Developer Group(GDG)が開催するデベロッパー向けイベントであり、2017年の日本では東京、京都、九州、石巻、そして、四国で開催されています。

Google技術ならO.K.ということで、入門者向けにGo言語を紹介する発表をさせて頂きました。


present:https://talks.godoc.org/github.com/qt-luigi/talks/2017/introduction-of-go-2017.slide#1

現時点でのGoの外堀について一通り網羅してお話しできたかと思っており、発表後にGoに興味を持たれた方もいらっしゃったようなので、一先ず役目は果たせたかなと安堵しております。

参加者は募集定員ほぼ一杯、Android(Kotlin、動的クラスロード、Haskell)やTensorFlowなど多種多彩な発表内容、終了後には参加者全員で懇親会&グッズ争奪じゃんけん大会など、盛り上がりを見せた一日でした!q@w@p

開始直後の会場風景(このあと席は埋まりました!)

主催されたGDG Shikoku&GCPUG Tokushimaのスタッフの皆様、会場提供の徳島大学様、懇親会料理提供のsansan様、東京からの参加を含めた発表者の皆様、当日参加して頂いた皆様(発表時は咳き込みが多くてm(__)m)、そして、移動を供にさせて頂いたtamさん&ramusaraさん、感謝ありがとう!q@w@p

P.S. お土産ありがとう&美味しかったです! > yukotan

2017年11月12日日曜日

Go Conference 2017 Autumn

2017年11月5日(日)に東京で開催された「Go Conference 2017 Autumn」に参加してきました。



岡山からGo&GCP仲間のtaknb2nchさんに同行させて頂いての東京ツアー(2日目)です。

GoConの開催日が近づいたとある日、何とアノmattnさんがパネラーとしてGoConに初参加されるという告知が!パネルディスカッションでの質問が募集されていたので「ねほりはほり聞かねば!」と募集ページで質問を記入していたところ、そこに「パネラー募集」の項目が...恥のかき捨てならお手のモノ(!?) mattnさんとお話しできるチャンスがあるならとダメ元で申し込んだところ、後日、採用との連絡が...q@w@p

いざ当日。今回は日曜日開催&受付は9:00からで本編は9:30スタートといつもより早めだったため、前日入りして余裕を持って会場入りすることができました。(taknb2nchさんによるスムーズな計画&誘導の賜物であることは言うまでもGoざいませんm(__)m)

会場建物の六本木ヒルズ森タワーのスターバックスで朝食をとっているとスタッフ枠で参加のgregさんに遭遇。サンドイッチをダッシュで食べ終えて一緒にスタッフ集合時間の8:50に受付へ向かうとスタッフ枠のmakotanoさんと数名の参加者の姿が。


受付の名簿に自分の名前がなくてアタフタしつつ一先ず受け付けて頂けたところで、スタッフさんから「こちらがmattnさんとkaoriyaさんです」と紹介されて振り向くとそこにお二人の姿が。

いきなりお会いすることになり、気の利いたオッサンギャグの一つも言えず、普通にご挨拶をさせて頂きました。お二人からすると見ず知らずのオッサンにいきなり挨拶されて「誰?」だったでしょうが(^^;) こちらは内心「おぉ〜!」とテンションが上がっていました(^^;) その後ymotongpooさんがいらしてお二人と挨拶をされていましたが、こちらも普通でした(そりゃそうだ)。

そんな皆様と共に会場へ。主催者のtenntennさんや会場スタッフのvvakameさんにご挨拶。今回は森タワー18Fのメルカリさん。部屋も綺麗で外の景色もバッチリで「こんな環境でGoやGCPで仕事できてるなんていいな〜」と田舎者らしく感心しながらスマホで写真を撮りまくり、ステッカーを頂いたり、会場入りされた方々と会話をしつつ開始を待ちました。



いざ開始。のっけからパネルディスカッションということでパネラーの方々は壇上へ。司会者はymotompooさん、パネラーはmattnさん、メルカリのcubicdaiyaさん、kaoriyaさん、すみません私、という蒼々たるメンバーにて1時間ほど開催され、事前に募集していたmattnさんへの質問の中からymotompooさんがチョイスしたものにパネラーの方がmattnさんから順に回答する形式で進行し、会場の方からの質問を受け付けて、パネラーの方々の感想で締められました。

パネラーの皆様ですが、mattnさんは今回のメインパネラーであり言わずもがなGo界隈のみならず有名なオッサンGopher(^^;)であり、cubicdaiyaさんはメルカリのSREさんで当初からプッシュ配信プロキシー「gaurun」を開発されているバリバリGopherであり、kaoriyaさんはWindows版Vimバイナリーを提供されつつ裏では(?)早くからGoを触られているスリーエスGopherであり、という豪華な顔ぶれ。

パネラーのメンバー構成は壇上に上がった時に初めて知り、上級Gopherの皆様を前にして「やっべ場違い」と感じつつ、私の役割はそのまま「Goは仕事で使えていなくて自主的に使っている初〜中級レベルGopher」の目線+「技術だけでなくGoコミュニティから」の目線、で立ち振る舞うことで他のパネラーの方々と差別化を図れるだろうと挑みました。

今回パネラー名はmattnさんしか公開されていなかったことや長年のGoCon参加経験(?)からすると、自分の役割がマッチしないことは予測できていたのですが、自分ではこれしかできず、後日、参加者の方々の感想ブログを拝見させて頂くと、私の言葉はほとんど拾われておらず、わかっていたのですがやはり「ショボーン」な気持ちになりました(※1)。個人的には、一人にでも何かしら届けば登壇した意味があったと思っていますし、GoCon後にGolang JP(Google+ Comminuty)の参加メンバーが少し増えたのを見ていると、自分なりの何らかの役割は果たせたかなぁ、と。

会場からの質問者は、遅刻してきた(^^;) deeeetさん(スポンサーセッションで発表)、2Dゲームライブラリー「Ebiten」開発者のhajimehoshiさん(今思えば存じ上げなかったと言えどもご存知だったことであろうことを堂々と回答してしまい恐縮)でした。

その後、席に戻ってからはGoCon半公認(?)のトゥギャり担当としてTogetterまとめ「Go Conference 2017 Autumn」をこれまた半リアルタイムで更新しつつ(今回も実物のzcheeさんにお会いできなかった&次回こそ!)、各セッションを拝聴させて頂きました。

今回のゲストスピーカーは前日のVimConf 2017から二連チャン&Vim用Goプラグイン「vim-go」の開発者であるFatih Arslan(ファティ)さんでした。

[今回のマイベストショット]
左:会場の風景、右:fatihさんとdeeeetさんのどたま

休憩時間には、会場スタッフのsinmetalさん(次回また落ち着いてお話ししましょう!)やこれまた前日のVimConf 2017から二連チャンでお疲れ気味だったhaya14busaさんにご挨拶したり、セッション登壇者のお一人で目の前に座られていたniconegotoさんに初めてお声掛けしたりできました。(fkmさんもお見かけしたのですがお声掛けまではできず)

最後に、Google社謹製のGopherTシャツ争奪じゃんけん大会が盛大に行われ、ゲットされた皆様はホクホク顔で会場を後にされていました。

以上、自分目線の内容でしか書けませんでしたが、まぁ、思い出の記録として。

GoCon主催&スタッフの皆様(パネラーに採用して頂いて感謝!)、会場提供のメルカリ&ソウゾウ社の皆様(今年のGCP Gopherのるつぼっぷりはヤバイっす&パねぇっす)、初対面ながら寛大に受け止めて頂いたパネラーの皆様(初対面とは思えず馴れ馴れし過ぎてすみません:ミスター&karoriyaさん)、参加されたGopherの皆様(目や耳を汚したならすみません&少しでもお役に立てたなら)、そして、今回も無事に連れて来てくださったツアーコンダクター(?)のtaknb2nchさん、感謝ありがとう!q@w@p


P.S.順番が崩れるが今回の東京ツアーの1日目と3日目も調整がついたら書き起こしたいところ。

※1 [2017.11.14] 参加者の方々の感想ブログを追加。拾って頂けた方も。感謝ありがとう!

2017年3月22日水曜日

書籍「Goプログラミング実践入門」

2017年3月に発売された「Goプログラミング実践入門」をざっくりと一読しました。

本書は2016年7月に発刊された洋書「Go Web Programming」の翻訳書であり、Goの標準パッケージを中心にWebアプリケーションの仕組みや作り方を学習できる内容となっています。

Goを使ったことがある方が対象となっているため、Goが初めてという方は公式チュートリアル「A Tour of Go」で文法の基礎を学んだり、Webアプリが初めてという方は書籍「Go言語入門」を一読するなどしてみてください。

本書で使用されている主なGo標準パッケージは次の通りです。

  • Webサーバー:net/http
  • テンプレート:html/template
  • テータ形式:encoding/xml, encoding/json
  • データ保存:encoding/gob, encoding/csv, database/sql
  • テスト:testing, net/http/httptest
  • ファイル:os, io/ioutil
  • 画像:image

読み進めると「物事の仕組みを理解した上で作業を行うこと」がコンセプトであることがわかります。前半のWebアプリケーションの解説はまさにそれにあたり、知識が曖昧な方などはココでしっかりと基礎固めを行なうことをオススメします。

各章では内容に沿ったサードパーティのパッケージも紹介&使用されていますし、Goの特徴である並列処理についても解説だけではなく画像処理の実例で書かれています。また、各種クラウド環境へのデプロイについても書かれており、

 Webサーバー処理、HTMLテンプレート、データベース接続、
 データ形式(XML、JSON)、ファイル操作(テキスト、画像)、
 並列処理、テスト、デプロイ

と、GoでHTTPサーバー&Webアプリを開発するための一通りの要素が詰め込まれています。

ちなみに、本書内で使用されるデータベースはPostgreSQL(GAEではMySQL)です。

ざっくり読みですが、個人的には、net/httpパッケージの仕組みを学べたり、触ったことがなかったencoding/gobパッケージについて知ることができました。

ひとまずの読書感想文は書けましたので、2周目はもう少し落ち着いてコードを試したり内容を読み進めて行こうと思います。

2017年1月8日日曜日

campoy/go-web-workshopを日本語に翻訳しました

記念というか記録というか、そんな意味合いで書き残します。

2016年10月7日にFrancesc Campoy FloresさんがGitHubに公開したcampoy/go-web-workshopリポジトリーを目にしました。

francescさんはGoogle社でGoogle Cloud PlatformとGoに関わっている方で、go-web-workshopはGo言語でGoogle App EngineのWebアプリケーションを構築するワークショップの資料です。

その頃はGAE/Goをやり直そうと思っていた時期でしたので興味を持って読み始めました。資料は英語なのですが難しい単語が使われていなかったので読みやすかったです。そこで英語の学習も兼ねてこの資料を日本語に翻訳する事にしました。

自分が知っている内容ということもあり補助役でGoogle翻訳を使いつつsection03ぐらいまで自力で翻訳を進めていたのですが、11月11日になってGoogle翻訳の翻訳結果が今までとは比べものにならないほど読みやすい文章に変換されました。何事かと思っていると翻訳システムがフレーズベースのものからGoogle Neural Machine Translation (GNMT)という機械学習ベースのものに切り替わったとのことでした。翻訳結果が今までと全く異なるため同じ口調(?)で翻訳し続けて行くことが難しくなり、また、あまりにも読みやすかったため、これまで翻訳してきたものは破棄してGNMT版のGoogle翻訳の翻訳結果をベースに再作成して行くことにしました。

翻訳しては見直しの作業を日々少しずつ進めて12月31日にひとまず翻訳作業が終了しました。2017年1月1日から全体の見直しを始めて言い回しや単語を合わせたり翻訳結果や文章のおかしい部分を修正したりしていきました。1月2日には翻訳中に見つけたタイポ集(?)を本家へpull requestしました。

ある程度の見通しが立ったので1月4月に意を決してTwitterにて著者の@francescさんに「あなたのgo-web-workshopを日本語に翻訳しています。出来上がりを自分のGitHubで公開したいのですがよろしいですか?」とツイートし、ドキドキしながら待つこと数分...オリジナルへの参照を保持することを条件に許可を得ることができました!文章でハッキリとO.K.と言われた訳ではなく「いいね」で回答されたので少々自信がありませんが...(^^;) フォロー外から拙い英語で突然の問い合わせだったにも関わらず反応して頂いて許可まで頂けれたことは大変嬉しかったです。

そして1月7日、現時点までのcampoy/go-web-workshopのpull requestの内容を反映させた後、日本語訳としてqt-luigi/go-web-workshop-jpを自分のGitHubに公開させて頂きました。その旨を再度francescさんに報告したところ再び「いいね」を頂けられたのでおそらく大丈夫でしょう(^^;)


本資料ですが、個人のGAE/Goの学習であったりハンズオン形式の勉強会の資料などで活用して頂けれたらなぁと思っております。個人的には自分が主催しているGCPUG岡山にてGAE/Goの入門ハンズオンを開催して使いたいところです。

恥ずかしながら先月まで自分の意思でGitHubを使ったことがありませんでした。先月、自分が発表する勉強会にて主催者に発表内容を伝えるために「初めてのpull request」を行い、今回、下調べや試行錯誤をしながら無事に「初めてのpush」を行うことができました。GitHubと同じようにGitも使えていない状態だったので、これを機にどちらも使えられるようにしていきたいです。

今回の作業にて、個人的には次の成果を得ることができました。

  • GAE/GoによるWebアプリケーション構築の流れ(入門レベル)
  • 英語学習(結果として多読)
  • GitHubとGitを使ったpull requestおよびpushの方法(初回なのであやふや)

2016年の自分への宿題を一先ず終わらせることができました。2017年も頑張って行きましょう。Happy Hacking!

2016年12月19日月曜日

Google Cloud Platform 2016

この記事は「Google Cloud Platform(2) Advent Calendar 2016」の17日目の記事とさせて頂きますm(__)m

12/17(土)に岡山で開催された「合同勉強会 in 大都会岡山 -2016 Winter-」にて「Google Cloud Platform 2016」というタイトルで2016年のGoogle Cloud Platform(以降:GCP)をダイジェストで振り返る内容で発表を行いました。



私自身、今年の後半に数多くのGCPサービスに触れられたことも、潜在的に本テーマを選定した要因だったかもしれません。


資料的には「Google Cloud Platform Japan 公式ブログ」で月初めに公開される「月刊 Google Cloud Platform ニュース」の今年12か月分を元にトレンドを探り、これに私の知り得た情報や知見を織り交ぜて仕上げた形となっています。

2016年度版として書き上げてみると、次のテーマに力が入っていました。

機械学習

 Machine Learning元年(?)にふさわしく、GCPでもサービス公開のラッシュでした。我こそはと言う方は資料の中ほどの「機械学習サービス連携例?」にチャレンジしてみてください!(^^;)

Microsoft技術への対応

 近年のMicrosoft社のオープンソース技術への対応には目を見張るばかりです。これに負けじとMicrosoft社のオープン技術にGCPも数多くのサービスを対応させているので、お見逃しなく!

ついに(やっと?)東京GCPリージョンも登場しましたし、来年もGCPひいてはクラウド業界の盛り上がりが楽しみです!q@n@p

2016年9月19日月曜日

書籍「みんなのGo言語」

2016年9月に発売された「みんなのGo言語」を一読(厳密にはブログを書くため二読)しました。

他の日本語のGoの書籍と比べて、お財布に優しいお値段だし、ページ数も薄いし、IT雑誌のムックっぽい作りだし、読みやすそうだと思って入手してみると...q@w@p

Goの入門書を読み終えた方、Goをプログラミングしていて困った方、Goの知識を整理&確認したい方、そして、業務アプリをGoで開発したい&している方にオススメの内容かと思います。

以下、読書感想文ですが、本書を入手して実際に読み進めて頂きたいため、少しぼやかして書いています。あと、目線?着眼点?がおかしかったらすみませんm(__)m

各章について


第1章

松木さん:「みんなのGo言語」の執筆に参加しました
http://www.songmu.jp/riji/entry/2016-09-18-go-book.html

これからGoのコードを書いていくにあたっての内容です。

Goのプログラミングを進めていくにあたり、必要だったり便利だったりするツールやその使い方が紹介されています。ツールについては公式と独自のものがバランスよく紹介されています。

プロジェクトの作成、コーディング時の注意点、コードの検証、テスト、ビルド、モニタリングまでとGoで開発を進めるにあたっての一連の流れが解説されています。最初の頃はこの辺りで迷われる方も多いので良い指標となる内容です。

コーディング時の注意点については、2016年のISUCON予選でGoを選択した参加者がハマった件も書かれていますので、要チェック!? q@w@p

個人的には、他の章で書かれている内容については他の章に誘導することで役割分担であったり紙面の制約や内容の重複を上手く抑えられている&書かれていると感じました。

[補足]

本章ではパッケージ管理ツールにてGoをインストールしているため27ページの右側の上から2行目以降でGoのソースコードを別途入手していますが、公式サイトのインストーラーでインストールした場合はソースコードも一緒にインストールされます。

第2章

mattnさん:「みんなのGo言語」の執筆に参加させて頂きました。
http://mattn.kaoriya.net/software/lang/go/20160808013725.htm

マルチプラットフォームに対応させるにあたっての内容です。

Goは多くのOSに対応しているが無条件にOSの差分を吸収できている訳ではなく、意識して対応しなくてならないことがわかる章です。

ファイル操作に関して、標準パッケージの挙動の差異、クローズ処理、日本語の受け渡し、など注意すべき点が多く解説されています。

OS固有のGoコードの分け方、エスケープシーケンス、OS別のデーモン化、シングルバイナリー化、Windowsでの注意点、設定ファイルの扱い方、など幅広い範囲において公式および独自のパッケージを使った解決策が紹介されています。

個人的には、業務や自機でWindows、Mac、Linuxを使っているので差異の発生箇所や原因がイメージしやすく、また、自作する際には気を付けなければと、ためになる内容でした。

第3章

藤原さん:「みんなのGo言語」の執筆に参加しました
http://sfujiwara.hatenablog.com/entry/2016/09/09/000506

業務アプリを作成するにあたっての内容です。

実際のGo製の業務アプリをベースに必要となる機能や注意すべき点が紹介されているため、実践的で説得力のある内容となっています。

バージョン管理では、実行バイナリーへのバージョンの埋め込み方や、リリース後のバージョンアップを検知する方法などが紹介されています。

データの入出力に関しては、ファイル、HTTP、Amazon S3の3つのメディアからの入出力を軸として端末入力やログ出力も加えて、バッファリングやハッシュ化などデータを効率的に扱うためのノウハウが解説されています。

その他にも、乱数の生成、外部コマンドの呼び出し、タイムアウト、シグナルの扱い、goroutineの停止、など業務アプリとして必要となる機能が多く解説されています。

個人的には、タイムアウトやシグナルなど、まだまだ考慮しなければならない点があることに気付かせて頂いた章でした。

第4章

中島さん:(deeeetさーん、執筆ブログ、お手すきの時などに〜:q@w@p)

コマンドラインツールを作成するにあたっての内容です。

第1章でも紹介されていますがディレクトリー構成については本章でより多く解説されていますのでお見逃しなく!q@w@p

引数、終了コード、標準出力と標準エラー、エラーメッセージ、など、Go特有の話ではなく一般的にコマンドラインツールを作成する際に注意しなくてはならない要素が解説されています。

引数の扱い方として、Goとしては通常の引数とサブコマンドのパターンがあることが解説されており、サブコマンドに関しては多くの独自パッケージが紹介されています。

flagパッケージを使ったGoでの引数の取り扱い方が詳細に解説されていますので、ぜひ公式のパッケージドキュメントとソースコードと合わせて読み進めてください。

私自身、本書を購入する数日前にflagパッケージのドキュメントとソースコードを読み直していたため、めちゃくちゃ理解しやすかったです。

[補足]

102ページの左側の下から8行目以降にてエラー状況を英文で付加する際は文中に入ることも考慮して小文字で記述します。(CodeReviewComments - Error Strings)

第5章

牧さん:「みんなのGo言語」執筆参加しました!
http://lestrrat.ldblog.jp/archives/49260847.html

リフレクションを使うにあたっての内容です。

恥ずかしながら、どの言語しかり私は今までリフレクションを使ったコードを書いたことがないため「この章を読んでリフレクションを理解しよう!」と興味を持って読み進めました。

reflectパッケージの使い方、使わない方が良い理由、あえて使うときの局面、などが詳しく解説されています。

コードを解析する機能だけにコード例も多く掲載されているので、わかりにくいと感じられるところもコードと解説をじっくりと読み比べれば読み進めることができます。

後半に入るとポインターを扱う話が出てきますので、本章を読み進める際はGoの基礎を身につけてから挑んでください。

以前のGolang勉強会(togetter)の時にtenntennさんやsinmetalさんがreflectでコネコネしていた時の会話や言葉がやっと少し理解できました。

[補足]

サンプルコードにてメッセージの出力にprintln()組み込み関数を使っている箇所がありますが、print()組み込み関数と共に将来的なサポートが保証されていないため、fmtパッケージを使った出力に書き換えてください。(https://golang.org/ref/spec#Bootstrapping

第6章

鈴木さん:「みんなのGo言語」の執筆に参加しました
http://suzuken.hatenablog.jp/entry/2016/08/08/132303

テストを行うにあたっての内容です。

testingパッケージを使って行えられる、テスト、Examples、ベンチマーク、サブ系、テストメイン、について解説されています。

より実践的なテストとして、構造体の深い比較、競合の検出、Webサーバー、テストガバレッジ、などtestingパッケージだけでは対応できないテストの実施方法についても解説されています。

変数やインターフェースで既存の処理をテスト用の処理に置き換える部分ではGoらしさを感じとることができます。

個人的には、testingパッケージについては「Golang Cafe #1」での知識ベースのままだったので、テストメインの存在を新たに知るなど、リフレッシュする良い機会となりました。

全体を通じて


何らかの方向性?注意点?が読み取れるのではないかと思い、ざっくりとですが特徴や複数回でてきた内容を列挙します。

本書について

  • 本書はGoでコマンドラインツールを作成するノウハウを紹介している。
  • 執筆時点では正式リリースされていないGo 1.7の機能も積極的に紹介している。

著者について

  • 著者はGoで自作ツールなどを開発しておりOSSでGitHubに公開している。
  • 著者の多くがMakefileでビルドを行っている。

コンパイル時

  • コンパイル時には「_」などで始まるファイルは無視される。
  • 実行バイナリー作成時には -ldflags オプションでバージョンを埋め込む。

コーディング時

  • 全てをGoで処理するのではなく他のツールと連携する。
  • map型はスレッドセーフではない。
  • 処理によってerrorをそのまま返すのではなく適切なメッセージを添える。

テスト時

  • インターフェースを活用して実装を切り替える(例:プロダクションとテスト)
  • テストケースを用意する際は Table Driven Test を活用する。

読み進めるにあたって


よくわからないところはひとまず飛ばして、わかるところ・興味のあるところから読み進めれば良いでしょう。一通り読み進めた後、同様の問題に直面した時、本書を開いてみてください。

標準パッケージの内容が解説されている部分では、公式のパッケージドキュメントやソースコードにも目を通すことをオススメします。

余裕があったり、より理解を深めたい方は、本書のサンプルコードも動作させてみてください。

以上の内容を実施することで、Goへの理解度がぐんと深まるはずです。

みんなのGo言語 第n弾


もし第2弾、第3弾が発刊されるなら、次のテーマが含まれていたら嬉しいかも!? q@w@p

  • pprof、cgo、並列処理、AST、generate
  • GAE/Go、gomobile、GopherJS、gobot

P.S.三連休はみんGoで始まりみんGoで終わった...成果物はブログ記事1件と正誤報告8件!